公開から16年経つ今でも話題が絶えない大人気映画「サマーウォーズ」。
数学が得意な少年が田舎の大家族と共にサイバーテロに立ち向かう、愛と絆の物語です。
物語の軸となる存在「ラブマシーン」ですが、その正体については複雑でよくわからないという人もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では以下のことをまとめました。
- サマーウォーズのラブマシーンの正体はインターネット上の人工知能(AI)
- サマーウォーズのラブマシーンの設定まとめ
- 元ネタは細田守監督の過去作品である「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!」に登場するデジモン「ディアボロモン」
- 名前の由来は、開発者侘助の「愛されたい、認められたい」という気持ちからつけられた
- 裏モチーフはディズニーの「しあわせのオズワルド」
- 開発者・作った人 陣内家の養子、侘助(わびすけ)
- サマーウォーズのラブマシーンの初期はネズミ
- サマーウォーズのラブマシーンの最終形態は「unknown(アンノウン)」
サマーウォーズのラブマシーンの正体について分かりますよ。
初期設定から最終形態までの変化も合わせて早速見ていきましょう!
Contents
サマーウォーズのラブマシーンの正体は?
サマーウォーズのラブマシーンの正体はインターネット上の人工知能(AI)です。
ラブマシーンは知識欲を持つ人工知能で、
- 自分の周囲に混乱を呼び込む
- 混乱に対抗するものに挑戦する
- 対抗者に勝利して相手の能力を奪う
- 手にした能力でさらなる混乱を呼ぶ
というアルゴリズムによるループを続けながら成長、進化を続けていきます。
物語の軸となるラブマシーンの正体はインターネット上の人工知能だなんて、現代ならではの物語ですよね~。
近い将来、現実に起きてもおかしくない設定も、サマーウォーズに引き込まれる理由のひとつかもしれません。
サマーウォーズのラブマシーンの設定まとめ
サマーウォーズのラブマシーンの設定まとめは以下です。
- 元ネタは細田守監督の過去作品である「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!」に登場するデジモン「ディアボロモン」
- 名前の由来は、開発者侘助の「愛されたい、認められたい」という気持ちからつけられた
- 裏モチーフはディズニーの「しあわせのオズワルド」
- 開発者・作った人 陣内家の養子、侘助(わびすけ)
それぞれ詳しくお伝えしますね。
元ネタ
サマーウォーズのラブマシーンの元ネタは、細田守監督の過去作品である「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!」に登場するデジモン「ディアボロモン」です。
ラブマシーンとディアボロモン、どちらもインターネットを介して暴走し、世界を混乱に陥れてしまいます。
また、ラブマシーンもディアボロモンも進化、成長しながら姿を変えていきます。
元ネタを知ると、そちらの映画も見たくなっちゃいますよね。
元ネタである細田守監督の過去作品である「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!」に登場するデジモン「ディアボロモン」。
共通項を探しながら映画を見てみるのも楽しそうです!
名前の由来
サマーウォーズのラブマシーンという名前は、開発者である侘助の「愛されたい、認められたい」という気持ちから名付けられました。
このプロジェクトが成功すれば、あまりなじめていない家族にも認めてもらえると信じての名付けでもあったようです。
侘助の生い立ちが、ラブマシーンには深く関わっていますね。
名付けに関わる、侘助の「愛されたい、認められたい」という気持ち。
下の見出しでも解説していますのでぜひ読んでみてくださいね。
裏モチーフ
サマーウォーズのラブマシーンのネズミの裏モチーフは、「しあわせのオズワルド」というディズニーキャラクターだと言われています。
しあわせのオズワルドとは、「世界一有名なネズミ」と言われるミッキーマウスよりも前に誕生したキャラクターであり、数あるディズニーキャラクターの中でも数奇な運命をたどったキャラクターです。
ラブマシーンの初期であるネズミですが、どことなくミッキーマウスを連想させる…ような気がします。
「愛情」という名前の由来も、共通点を感じさせますね。
仮想世界の名前が「OZ」であることにも関連がありそうです。
すごい能力を持ちながら、少し悲しさを含んだキャラクターが人を引き付けるのかもしれませんね。
裏モチーフである「しあわせのオズワルド」要チェックですね!
開発者・作った人
ラブマシーンの開発者は陣内家の養子、侘助(わびすけ)です。
侘助は栄おばあちゃんの夫である陣内徳衛の隠し子として生まれました。
養子として陣内家に引き取られたのです。
栄と夏希以外の家族とはあまり馴染めなかった侘助。
心の中には寂しさが募っていたのでしょう。
ラブマシーンの開発に取り組んできた侘助は、結果として社会に大きな迷惑をかけてしまい、非難を浴びて姿を消しました。
これだけ読むと悪者のように思われがちですが、侘助は才能を買われて、求めるものに売っただけ。
ラブマシーンの成功により、一族に家族として認めてもらえる、母(栄)も喜んでくれるはず、という期待を込めて開発に取り組んできたのです。
侘助は子供のように純粋な気持ちを持った人なのでしょうね。
アルゴリズムにより進化させられた、ラブマシーンそのものとも重なる部分があります。
愛すべき、登場人物の一人ですね。
サマーウォーズのラブマシーンの初期はネズミ?
サマーウォーズのラブマシーンの初期はネズミです。
アバターを乗っ取り、元々のアバターの姿を不気味なネズミに変えてしまいます。
不気味な姿や笑い声に、このネズミがトラウマになっている人も多いようです。
確かにあのネズミの顔は、一度見たら頭から離れなくなります…!
サマーウォーズのラブマシーンの最終形態!最後どうなった?
初期はネズミ→次の段階は仁王像のような姿に進化を遂げたラブマシーンですが、最終的に戦闘能力最強の究極体「unknown(アンノウン)」へと進化しました。
その姿は、アバターの集合体である巨大な黒い影のような姿です。
この「unknown(アンノウン)」という名前ですが、シンプルに「登録されたユーザーでないから」この名前になっているという意見もあります。
しかし、愛情に餓えている「ラブマシーン」ではなく、
「未知の」「正体不明の」という意味で、人工知能として愛情の必要のない、究極の進化を遂げたという、深い意味があるようにも感じますね。
最後は小惑星探査機を墜落させる直前まで攻撃をしかけてきた「unknown(アンノウン)」ですが、侘助がプログラムを書き換えたことで大幅に弱体化。最後はキングカズマの拳を受けて完全に消滅しました。
最後は開発者によって消滅させられてしまったラブマシーン。
皮肉な結末に、胸がギュッとしてしまいます。
まとめ|ラブマシーンの真意
この記事では、以下のことが分かりました。
- サマーウォーズのラブマシーンの正体はインターネット上の人工知能(AI)
- サマーウォーズのラブマシーンの設定まとめ
- 元ネタは細田守監督の過去作品である「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム!」に登場するデジモン「ディアボロモン」
- 名前の由来は、開発者侘助の「愛されたい、認められたい」という気持ちからつけられた
- 裏モチーフはディズニーの「しあわせのオズワルド」
- 開発者・作った人 陣内家の養子、侘助(わびすけ)
- サマーウォーズのラブマシーンの初期はネズミ
- サマーウォーズのラブマシーンの最終形態は「unknown(アンノウン)」
侘助の純粋な気持ちから生まれたラブマシーン。
世界を混乱の渦に巻き込んでしまいましたが、結果として家族や社会の絆で解決へと向かいます。
現実世界でもインターネット等の技術の進歩は目覚ましいですが、そんな社会でこそ人間同士のつながりの大切さについて考えさせられるキャラクターです。
ラブマシーンの正体について知ると、さらにサマーウォーズの魅力が感じられますよね。
夏のおうち時間に、サマーウォーズ鑑賞はいかがでしょうか?