映画『サマーウォーズ』は2009年に公開された細田守監督のアニメ映画で、夏になると毎年テレビでも放映されている大ヒット作品です。
『サマーウォーズ』が放送されるたびに、SNSで必ず話題になるのが「翔太=戦犯」説。
でも、本当に彼だけが悪いの?
スパコンになぜ氷を使ったのかや、“あのシーン”の裏にあった気持ちを知ると、見方がちょっと変わるかも…。
今回は
ポイント
- 氷を運んだのは家族を想う気持ちから出た優しさだった
- 氷でスパコンが冷えるのは理屈的にはアリだけど現実的にはリスクあり
- 翔太は「戦犯だけどホントはいいやつ」
- でも、序盤の“やきもちムーブ”もあって、視聴者からの印象が最悪に…
ということについて詳しく説明していきます。

よろしくお願いしまぁす!
サマーウォーズで氷を運んだのはなぜ?
サマーウォーズで翔太が氷を運んだのは、亡くなった栄おばあちゃんの遺体を守るためです。
突然の訃報で葬儀の準備が間に合っておらず、真夏の猛暑の中、栄さんの身体が傷んでしまうのを避けようとした結果、家族にも相談せず、独断で栄さんのそばにスパコン用の氷を勝手に移動させてしまったというわけなんですね。
その結果、冷却が追いつかなくなったスパコンはオーバーヒート。
佳主馬のキングカズマによる渾身の作戦は途中で止まってしまい、ラブマシーンにまさかの敗北してしまいました…!
そのために「翔太=戦犯」と言われ続けているわけです。
でも忘れちゃいけないのは、翔太の行動は“家族を想う気持ち”から出た優しさだったということ。
責めるのは簡単だけど、背景を知るとちょっと複雑な気持ちになりますよね…。
サマーウォーズの氷でスパコンって冷える?
サマーウォーズの氷でスパコンは応急処置的には冷えます。
すごく効率的というわけではないですが、理屈としてはアリなんです。
というのも、スパコンって高温になると一気に処理能力が落ちてしまうので、本来なら専用の冷却装置が必要なんです。
でも、陣内家にそんな本格設備、あるわけもなく…そこに登場したのが「氷」というわけです。
氷は一応、熱を奪ってくれるし、応急処置的には十分アリです。
注意実際にやると結露でショートするリスクもあるので、現実で真似するのはおすすめできません。アニメだから成立したギリギリのリアリティ、って感じですね。

よいこもよいこじゃなくても絶対にマネしないでね!
サマーウォーズで翔太が戦犯と言われる理由
サマーウォーズで翔太が“戦犯”と呼ばれてしまう背景には、物語の前半から視聴者にあまり好かれていなかったという点も大きく関係しています。
というのも、翔太は夏希の幼なじみでありながら、主人公の健二に対してやたらと突っかかるような態度をとっていたんですよね…。
慣れない環境で頑張っている健二に対して、冷たい言葉やトゲのある態度を繰り返す姿に、「何この人…」と思った人も多かったはず。
物語の序盤から不機嫌な態度を全開にしていたり、健二のことをあからさまに見下したり、否定的な態度を取るシーンが続き、“やきもち+マウント取り”感がにじみ出ていたんです。
だからこそ、物語後半で“氷の移動”という致命的な判断ミスをしてしまったとき、「ほら見たことか」「やっぱりこいつか…」と、もともとの印象が悪かったぶん、余計に“戦犯”として叩かれやすかったというわけなんです。
まとめ|翔太戦犯問題
今回は、映画『サマーウォーズ』での「翔太戦犯問題」と氷の話題について解説してきました!
ポイント
- 氷を運んだのは家族を想う気持ちから出た優しさだった
- 氷でスパコンが冷えるのは理屈的にはアリだけど現実的にはリスクあり
- 翔太は「戦犯だけどホントはいいやつ」
- でも、序盤の“やきもちムーブ”もあって、視聴者からの印象が最悪に…

この視点でもう一回見たくなったな!