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【あの花が咲く丘で君とまた出会えたら】なぜ言わない?未来を隠した理由考察

『あの花が咲く丘で君とまた出会えたら』をの映画を観て、「なんで百合は未来から来たって言わなかったの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。

mii

未来から来たから、日本が負けることを知ってるんだよって言ったらいいのに…。

あえて言わない選択をしたことに意味があるんだよ!

piyo

実は、『あの花が咲く丘で君とまた出会えたら』では、主人公・百合は最後まで「未来から来た」とはっきり言うことはありません

この“言わない”という選択には、深い意味が込められているんです。

この記事では、百合が未来を隠した理由を映画マニアが考察していきます。

この記事でわかること

  • 『あの花が咲く丘で君とまた出会えたら』では、原作小説でも百合は未来のことを誰にも言っていない
    • 理由①:信じてもらえないとわかっていたから
    • 理由②:話すことで周囲を混乱・不安にさせたくなかったから
    • 理由③:運命や歴史を変えてしまうかもしれないと考えたから
    • 理由④:時代の価値観の違いから、受け入れてもらえないと感じたから
    • 理由⑤:「今を生きること」が百合の成長と物語の核だったから

【あの花が咲く丘で君とまた出会えたら】なぜ言わない?未来を隠した理由考察

信じてもらえないと思ったから

まず一番大きいのは、「未来から来た」なんて話、普通は信じてもらえませんよね。

特に、戦時中の日本では、今のようにネットもなければ科学技術の知識も限られていた時代です。

そんな中で「私は未来から来ました」と言ったら、きっと「この子おかしい」と思われて終わってしまいます。

百合も、それがわかっていたからこそ、口にできなかったのかもしれません。

シンプルに、信じてもらえないってわかってたんだろうね。

piyo

相手にとって受け入れがたい現実だから

百合がどんなにまじめに未来のことを話しても、聞く側がそれを受け入れられなければ意味がありません。

価値観も考え方も違う時代です。

「そんなはずない」と突き放されたり、怖がられたりすることだってありえます。

そうなれば、百合は周りの人たちとの間に溝ができてしまいます。

だからこそ、あえて話さず、自然にその場に溶け込もうとしたのかもしれません。

mii

この時代でやっていくっていう決意を感じるよね。

みんなを不安にさせたくなかったから

もしも未来の話をしたとして、その内容が悲しいものだったらどうでしょう。

百合は、これから起こる戦争の結末や、特攻の現実なども知っているわけです。

そんな話をすれば、希望を持って生きている周りの人たちを、不安や絶望でいっぱいにしてしまうかもしれません。

だからこそ、百合はあえて口を閉ざしたのではないかと思います。

戦争の結末を話してたら、あの警官と同じ態度に変わる人も多かったかもね。

piyo

運命を変えてしまうかもしれないと感じたから

未来のことを話すことで、誰かの行動や人生が変わってしまうかもしれないという不安もあったはずです。

例えば「この戦争は負ける」と伝えたことで、その人が別の選択をする可能性もありますよね。

でも、それはその人の本来の人生ではないかもしれない。

百合はその重さを感じていたからこそ、自分の口で歴史を動かすことはできなかったのだと思います。

mii

だからこそ、ほんとに守りたいと感じた子どもにだけ話したのかも…。

未来を言わないことが、百合の成長につながったから

最後に、これが一番大切な理由かもしれません。

百合は、未来から来たという特別な立場ではなく、「今ここにいる一人の人間」として目の前の現実に向き合おうとしました

その中で、大切な人と出会い、悲しみや喜びを経験して、成長していく姿が描かれています。

未来を話さない選択こそが、彼女の物語の本質だったんじゃないでしょうか。

物語の構成的に、未来人としてではなく戦時中を生きる女子高生として過ごすことが大事だったんだね。

piyo

【あの花が咲く丘で君とまた出会えたら】未来のことを知っている人はいる?

『あの花が咲く丘で君とまた出会ったら』の中で、百合が未来から来たことは誰にも話していません。

彰にはもちろん、鶴屋食堂の鶴さん、千代ちゃんにも話していませんでした。

【あの花が咲く丘で君とまた出会えたら】原作では未来のことを言った?

『あの花が咲く丘で君とまた出会えたら』(汐見夏衛・著)の原作小説でも、主人公の百合が「未来から来た」とはっきり言う場面はありません

ただ、漫画(コミカライズ版)では未来から来たことを彰にだけ明言しているんです。

漫画では、あの空襲がきっかけで千代ちゃんが亡くなっていたりと、原作や映画よりも過激な設定になっています。

つまり、原作では未来のことは言っていないので、作者の意図としてはあえて未来のことは言わない設定にしたのでしょう。

まとめ|百合が未来を言わなかったのは、優しさと覚悟の表れだった

  • 『あの花が咲く丘で君とまた出会えたら』では、原作小説でも百合は未来のことを誰にも言っていない
    • 理由①:信じてもらえないとわかっていたから
    • 理由②:話すことで周囲を混乱・不安にさせたくなかったから
    • 理由③:運命や歴史を変えてしまうかもしれないと考えたから
    • 理由④:時代の価値観の違いから、受け入れてもらえないと感じたから
    • 理由⑤:「今を生きること」が百合の成長と物語の核だったから

未来を言わないという選択には、百合の優しさと、自分の気持ちに向き合う覚悟が詰まっていたんだと思います。

最後に胸がぎゅっとなるのは、そんな静かな強さが描かれていたからかもしれません。

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